たまには仕事のお話でも書こうかな。
前置きが長いのはウザいんで、画像出しちゃいましょう。
↑ クリックで拡大されます(写真素材:
足成)
商品に使う写真はこれくらい加工しちゃってます。
かなり変わっているように見えるけど、実はそれほどいじってないです。
気になった歯の方向を少しいじっただけで、あとは色調補正と色が飛んでるメイクの追加くらい。
(シミやチャームポイントにならないほくろは消す)
本当は画像加工していない顔が好きなんですが、顔が看板となる商品だとそれ用に加工しないとダメなんだね。
「夢と憧れを売る仕事」でもあるんで、「私もこうなりたい!」とか「本人にあってみたい!」とか、できるだけ多くの人に思わせる写真の方がいい。
私は(これでもw)できるだけ加工しない方針で、ほうれい線やシワも影を薄くして軽減するだけ。
光線具合やメイクの仕方でこんな写真になるなぁ…って程度の加工におさえます。
たとえば、
この写真だと右上少し後ろあたりに強めの光源があって、顔の左側の影が濃く強く出てる。
影が強いとシワやほうれい線がハッキリでちゃうんで、左から
レフ板で光を反射してあげると影が柔らかくなって目立たなくなり瞳にキャッチライトが入る。
(もしかしたらレフ版使ってるかもしれないけど、ちょっと効果が弱すぎるんで…)
……というのを想像しながら、写真も加工していくわけ。
時々「この頬のライン削って」とか要望がでる時もありますが、「できますけど、オススメできません」って説得してやらない方向にもっていきます。
とゆーのは、一つの写真を極端に加工しちゃうと、表に公開してる全部の写真を同じように加工しないと
「なんだぁ、画像加工しまくってんじゃん(苦笑)」ってなっちゃうから。
先に書いた「夢と憧れ」だったものが、未加工の写真のせいで「現実」が見えてしまうんだね。
やらなすぎると客が満足しないし、やりすぎると滑稽になる。
何事にも限度ってもんがあって、それを見極めるのがプロ(一応)の仕事ってわけです。
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